必要証拠金について
証拠金の概要
先物取引は、対象とする原資産の将来の値段で利益・損失が決まります。
仮に損失だった場合でも、決済は履行されます。その履行の確保の目的で、証券会社に一定の金額を預けなければなりません。それが証拠金です。
概念としては信用取引の保証金に近いものがあります。
証拠金の算出
証拠金は「SPAN®」に基づき計算された基準額をベースに、各証券会社で設定されます。
新規の取引を行わない場合でも基準額が変わればその額が適用されます。
また、相場が予想に反して動き、証拠金を上回る損失が発生する可能性もあります。そのような場合は、損失で不足した額を追加証拠金として差し入れる必要があります。(追加証拠金を「追証(おいしょう)」と言います)
(参考)SPANとは・・・シカゴマーカンタイル取引所(CME)が開発した、リスクベースの証拠金計算システム。計算ソフトをCMEから購入し、投資家自身でも計算することができる。
有価証券による代用が可能
証拠金は有価証券により代用ができます。(ただし現金不足額については現金により差し入れが必要です)