ポートフォリオ理論
資産運用の基礎として、投資家の間で常識となっている「ポートフォリオ(分散投資)」。日経225を利用する際にも、捉えておきたい知識です。
ポートフォリオの概念
資産運用のリスク回避の手段として「ポートフォリオ」という概念があります。1つのマーケットに集中して投資するよりも、複数の種類のマーケットに投資した方が、あらゆるリスクを軽減させることが可能となります。
いわゆる「分散投資」です。ポートフォリオを形成する際には、リスクの高いものと低いものを組み込むのが一般的です。例えば「資産価格のブレ」によるリスク。
一定期間で資産価格の変動が大きいものはリスクが高く、変動幅が小さいものはリスクが低いといえます。このような商品を組み合わせる事でも、損失をカバーすることができます。
株式・投資信託・債券・外貨投資・不動産投資など、あらゆるマーケットに着目しますが、こういったリスク性のある商品だけでなく、普通預金などの安全資産もポートフォリオの領域となります。
ポートフォリオの中の日経225
メリットのコーナーでも簡単に触れましたが、ポートフォリオの中に現物株式がある場合には、日経225はリスクヘッジの手段となり得ます。
日経225先物で空売りをすると、個別銘柄の株価が下がり日経平均株価が下がったときに、片方では損失がでてももう片方では利益がでるようになります。
また、個別銘柄の株式を保有するということは、その企業の倒産リスクと背中合わせの状態にあるということにもなるので、そういったリスクの補填にも活用することができます。